案件獲得につなげるWEBライターの営業メールの書き方

WEBライターの仕事の獲得には営業が不可欠です。しかし、営業メールにはどんなことを書けばよいのでしょうか。
この記事では、営業メールを書いたことのない方向けに、WEBライターの営業メールの書き方を紹介します。どんなときでも通用する構成になっていますので、まずはこの記事の通りにメールを書いてみてください。慣れてきたら、自分なりにアレンジしてもOKです。
どんなときでも通用する営業メールの構成
自己紹介は2~3文で簡潔に
何はともあれ、まずは自分が何者なのかを知ってもらうことが必要です。自分は何者なのか、2~3文で具体的かつ簡潔に紹介しましょう。
突然のご連絡失礼いたします。私はカクコというペンネームで活動しているWEBライターです。WEBメディアへの記事の寄稿などの仕事をするかたわら、運営するアフィリエイトブログでは育児について発信しており、月間4万PVほどを獲得しています。
現在どのような活動、どのような仕事をしているのか、また何か人に自慢できる成果がある場合はそれも添えておきます。例文では「月間4万PV」が成果にあたりますね。
ところで、冒頭の自己紹介が長くなるのはNGです。あなたのメールを読むのは、忙しいビジネスマンです。営業メールの他にもチェックすべきメール、やるべきタスクがたくさんあることでしょう。要件も分からないまま長々と自己紹介を読ませると、あなたの印象が悪くなってしまいます。
どうしてメールを送ったのか
簡潔な自己紹介の次には、メールを送った理由を示します。
- 御社のWEBライター募集を拝見し、是非とも一緒に仕事をさせて頂きたいと思い、ご連絡いたしました。
- 御社のオウンドメディアを拝見し、ぜひ執筆・運営に参加させていただきたいと思い、ご連絡いたしました。
WEBライター募集専用のお問い合わせフォームがあればよいのですが、そうでない場合もあるため、どのような目的でメールをしたかは、きちんと書いておきましょう。
自分にはどんなことができるのか
次が肝心なところです。自分にできることを相手にアピールします。
「〇年間やっていた」「〇回した」など、具体的な数字を添えることができれば、説得力がアップします。
- 人事部に8年間在籍していたため、人事に関するノウハウを豊富に提供することができます
- 趣味で15年間ツーリングをしているため、ツーリングに関する実体験を交えた記事を執筆できます。特に関東方面の事情には詳しいです
- 転職を6回経験しており、退職時の手続きややるべきこと、仕事探し、セルフメンタルケアなどの記事を執筆できます
「自分に仕事をくれたらあなたにメリットがあります」というアピールをするのが大切です。
実績の提示
アピールを書いたら、自分のライターとしての実力を確認することのできる実績を提示しましょう。
- 実際に請けた仕事の内容(書いた記事のジャンルや概要など。URLを提示できる場合は添えましょう)
- noteやブログなど、自分で持っているWEBメディア(月間PV数や、収益が出ている場合はその旨を添えてもいいでしょう)
「できます!」とばかり言うだけの人に仕事を任せることはできません。実際に成果物を見てもらうことで、自分がどれだけ書けるのかをアピールします。
ただし、実績が多いのは良いことですが、あまりたくさん出しすぎるのも避けるべきです。相手が忙しければ、すべてチェックできるとも限らないからです。多くても実績の提示は特に重要な5件程度にとどめ、「その他多数」などの言葉を添えておきましょう。
書くのを避けた方がいいことの例
一方で、営業メールに書いてもあまり意味のないことや、逆に相手を敬遠させてしまうこともあります。
- 「実績はまだありませんがやる気はあります!」など、やる気アピール
- 「駆け出しなので自信はありませんが……」など、相手を不安にさせるような内容
- 「納期は必ず守ります」など、できて当然なことをアピールすること
営業メールを読む人は「この人には、きちんと仕事をこなすだけのスキルはあるか?」を見定めようとしています。なので、やる気ばかりをアピールしても意味はありません。
また、「駆け出しなので……」まではよくても「自信はありません」のように、相手を不安にさせるようなことを書くのはNGです。
駆け出しであることを相手に考慮してもらいたいなら、「まだ経験が浅くご迷惑をおかけするかもしれませんが、精いっぱい取り組ませていただきます」くらいにとどめておきましょう。
さらに、「納期は必ず守ります」なども書いてもあまり意味はありません。なぜなら納期は守って当然だからです。
営業メールのテンプレートを保存しておきましょう
営業メールが出来上がったら、それをメモ帳などにペーストして、テンプレートとして保存しておくのがオススメです。
別のところに営業メールを送るときに、必要な部分だけを書き換えて使い回すことができるからです。
宛先の社名などの重要な部分の書き換えを忘れないことだけ、十分ご注意ください!